
シェルターはファーストライト+べスティブル。悪天候時でも、前室があれば、濡れた衣類やパックやシューズと一緒に眠ることがなく快適。
実際、1日目晩から2日目は終日雨模様。
二日目に降った雨で、ついに雨漏り発生・・・外側のみのシームでは不十分だったのか、
はたまた劣化したのか。実際、シームの割れも見られたので、再度内側と天井部分にシームする必要がでてきた。
就寝前には雨は止んだので、雨漏りと格闘することも無くなんとか快適に眠れた。
前室があるともう一つの利点がある。
雨天時や日暮れ時、または寝息などや内外の気温差で湿度が上がるとどうしても結露するが、
前室があれば本体はフルメッシュにして雨を防ぎつつ換気ができるので、結露が最低限に抑えられる。
これは真冬の氷点下時にも有効で、ナロなどのダブルウォールのテントにも言えることだが、
さらに結露や霜なども抑えられ、シュラフや衣類を濡らす心配がかなり減る。
数日間の連泊を快適に過ごしたい人は、前室付きのシェルターがおススメ。

明王の火力は標高の高い場所でも変わらずパワフル。特に床面積が広いケトルやエバニューのクッカーには最適。といっても今回はお茶専用の装備だったが。
起きぬけに飲むチャイが最高に旨かった。

戯山stick一本杖
最近、ダブルより自由なのがものすごく気に入っている。なんせ、持ち替えが自由(かなり重要)で、
片手が空くため右手でも左手でも三点支持ができる。
長いので、休憩の時もカラダの胸から鎖骨辺りに立てかけられるし、急なアップダウンにも持ち替えがスムーズでストレスが無い。
剛性もかなりのもので、雪渓のトレース脇をガシガシついて登ったり降りたりしたが全く不安は感じず、むしろ有ってよかった頼れる安心感がよかった。
収納サイズはそこそこ長いが、今回収納して歩いたのがザイテングラードのみだったが意外と気にならず。

W-stick
コイツの場合、とにかく軽いのが利点で、持ち上げる動作に力が要らないので親指と人差し指で軽くはさむだけで振ることができて疲れない。
足首や膝が故障したときは、ピッケルより少し長い長さに調節して、エンド部分を手のひらで押さえるように突くと一気に体が軽くなる。
くくっただけのストラップは簡単に取り外しでき、洗濯できて清潔。
最終日、穂高小屋を後にするハイカーを見ていたら、不思議な光景を目にした。
アークのアクラクッス(完全防水)を背負い、なぜか、ザックカバーを被せていたハイカーが。
高価だし大事なのはわかるけど、モノは使ってナンボですよね。